- 米国以外もマークする
- ソフトウェアエンジニアの場合、シリコンバレーに職が集中しているのでそこばかりマークしてしまいがちですが、他の国にもポジションはあります。数値で比較した訳ではないですが、イギリス、カナダ、オーストラリア、アイルランド、シンガポール、ドイツ、オランダ、スウェーデン、スイス、ルクセンブルグなどに職が多いようでした。
- 中国、インド、東欧など発展途上国にも職はありますが、給料が低いため貯蓄が十分できなくなってしまう場合が多く、日本でお金が必要になったり、帰国することになった場合に困ってしまうので正直あまりお勧めできません。ただし、中には特別光り輝いているスタートアップもあるので、そういうところに行くのであればアリじゃないかと思います。
- 日本市場をターゲットにしているスタートアップを探す
- このパターンが結局一番成功しやすいです。そもそも相手企業もハナから日本から雇うつもりであることが多いので、通常ビザもスポンサーしてもらえますし、会社のお金で面接に呼んでもらえることが多いです(=そのついでに他企業の面接も受けられる)。技術面での要件も低くなります。幹部への道も開けやすいので、キャリアアップの点からも良いです。
- でも、日本に縁のないポジションも対象に入れる
- 日本に縁のある求人はそんなに多くないので、それにこだわっているとチャンスが少なくなってしまいます。日本に縁のないポジションでも技術的なウリがあれば十分可能なので、対象に入れるべきです。
- 日系企業の現地採用は注意する
- 日系企業への就職は一番ハードルが低いのですが、残念ながらあまり良いことがないのが現実です。僕は日系企業の本社から海外子会社に派遣されて仕事をしていた時期があるのですが、現地採用の日本人人材は基本給料が低く、出世の可能性もほぼない上、雇用の安定性もないことがほとんどです。しかも仕事の仕方などは全く日本企業と変わらない場合が少なくないので、せっかく海外就職したのに日本の企業で派遣社員として働くのと変わらない状況になってしまいます。それなら日系企業の本社に就職して派遣された方が100倍いいに決まっています。
- 転職エージェントにも当たる
- 多くの転職エージェントは現地に既にいないと相手にしてくれないのですが、日本に縁のあるポジションや、なかなか人材が見つからないポジションであれば興味を示してくれます。いっぱいあるので、いっぱい当たってみましょう。企業の情報や面接のアドバイスなどがもらえるので、ありがたい存在です。
- ただし、エージェントはあなたの味方ではなく、お金の味方だということを忘れないでください!(笑)あまりマッチしたポジションでなくても取りあえずねじ込もうとするケースが少なくないですし、企業情報もいいことばかり挙げて悪い情報は出してくれないのが普通です。国の慣習によりますが、日本と違って安く売ってなんぼな場合もあるので、強引に給料を下げる交渉をしてくる場合もあります。どんなにエージェントが親切でも、早めに就職先企業と直接交渉する状況に持っていった方が良いでしょう。
- 国際的な就職活動で便利なツール
- Indeed.com
- 求人のメタ検索サイトです。一言で言えば求人のグーグル、「最強」です。各国版があります。
- StackOverflow Career
- 良質なスタートアップ企業の求人が多いです。また、StackOverflowでレピュテーションを貯めているとスカウトされる場合もあります。僕はこのサイトがきっかけで今の企業を見つけました。
- Monster.com
- 主にエンジニア向けの求人サイトです。これも各国版があります。個人的にはあまりいけてないポジションが多かったような印象があるのですが、僕の気のせいかもしれません。規模はでかいです。
- AngelList
- 主にスタートアップ企業の求人となります。StackOverflow Careerと違って広告を出すのがタダなので、始まったばかりでお金のない小さなスタートアップの求人も出ています。
- Glassdoor
- 主に給料水準を知るのに役に立ちます。若いスタートアップの場合その企業自体の口コミが投稿されている事は少ないのですが、同じような職種・経験の人の給料水準が見れるので、とても有用です
- Duedil
- 会社についての公開情報を集めてきて見せてくれるサイトです。会社として登録してさえあればなんらかの情報は見れるので(創立年、株主構成、資本構成など)、便利です。