Thursday, February 2, 2012

Erlang、求人数の伸びしっかり

近年脚光を浴びているとはいえ、まだまだ超マイナー言語状態のErlangですが、求人の伸び率では、python, PHPなどの最近伸びが大きいWeb系言語を抑えて高い伸びを示しています(以下グラフ)。Web系言語の中でもさらに新興のruby, groovyと並ぶ伸びです

絶対数で見ると圧倒的に少ないので、その影響も多いのかもしれませんが、注目が集まっているのは間違いなさそうです。


フロントエンドでは、まだまだJavaが幅を効かせているものの、Python, Ruby, Groovyなどの動的スクリプト言語が好まれるようになってきています。そうなると、コンパイル言語であるJavaの牙城は、パフォーマンスが要求されるバックエンドとなりますが、Shared Mutable DataをコンカレンシモデルとするJavaでは、マルチスレッドプログラミングの難易度が高く、手がけることのできるプログラマは非常に少ないです。複数のサーバにまたがってアプリを置く場合にも、普通はそれを意識してプログラミングする必要が出てきます。

そこへ行くと、Erlangはコンカレンシのための言語、分散システムのための言語ですから、非常に魅力が出てきますが、関数型言語であるため、Java、C++などの手続き型言語のキャリアがほとんどである産業プログラマにはとっつきにくい言語といえます。複雑な計算や、文字処理などにも向いていない部分があり、様々な言語とミックスして使うのが前提という設計とはいえ、JavaやPythonに比較したときの既存ライブラリの少なさなんかもネックになってしまいそうです。

並行プログラミング・分散システムでの強みがErlangを押し上げるか?それともニッチ言語として特殊な層でのみ普及するか?あるいははたまたとっつきにくさが障害となって、マイナー言語のまま終わってしまうのか?どうなるかこれから注目です。

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